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行田市
行田市(ぎょうだし)は、埼玉県北部にある人口約9万人の市である。
北は利根川を境に群馬県と接する。ほぼ全域が利根川と荒川の沖積平野である。
* 河川:利根川、忍川、元荒川、星川
* 用水路:武蔵水路、見沼代用水、埼玉用水路
歴史
近世以前
* 行田市大字埼玉(さきたま)は、古くは『万葉集』に「さきたまの津」という記述があり、『風土記』にも「武蔵国埼玉郡(さきたまごおり)」とあるように、「埼玉県」という地名の発祥地であるとされる。
* 古墳時代には稲荷山古墳などが造成され、これらからは金文字の入った金錯銘鉄剣など貴重な文化財が出土している。
* 室町時代には忍城(おしじょう)が築かれ、成田氏を中心とする武士団の本拠地として周辺に勢力を拡大していた。
* 戦国時代には後北条氏と結んだため、豊臣秀吉の小田原攻めの際には石田三成に攻撃を受けることとなる。
* 江戸時代には阿部氏、後に松平氏の城下町。石高は十万石。
* 江戸時代中期より、下級武士の内職として足袋の生産が始まり、明治時代を迎えて機械化され一大産地となる。戦後は洋装化が進んだため衰退したが、今でも生産は行われているほか、足袋から転じた繊維産業が地場産業として一定の地位を占めている。
近代以後
* 1889年(明治22年)4月1日 - 北埼玉郡成田町・行田町・佐間村が合併し、忍町(おしまち)となる。
* 1902年(明治35年)6月 - 行田馬車鉄道が創業。
* 1910年(明治43年)9月 - 行田電灯が設立。
* 1937年(昭和12年)4月1日 - 北埼玉郡長野村・星河村・持田村が忍町に編入合併。
* 1949年(昭和24年)5月3日 - 忍市として市制施行、即時改称し行田市となる。
* 1954年(昭和29年)3月31日 - 北埼玉郡荒木村・須加村・北河原村が行田市に編入合併。
* 1954年(昭和29年)7月1日 - 北埼玉郡埼玉村が行田市に編入合併。
* 1955年(昭和30年)7月20日 - 北埼玉郡星宮村が行田市に編入合併。
* 1955年(昭和30年)9月30日 - 北埼玉郡太井村のうち、旧棚田村・門井村の区域が行田市に編入合併。
* 1955年(昭和30年)10月1日 - 池上・下川上が行田市から分離し、熊谷市に編入合併。
* 1956年(昭和31年)4月1日 - 北足立郡吹上町から堤根・樋上および下忍の一部が分離し、行田市に編入される。
* 1957年(昭和32年)3月31日 - 北埼玉郡太田村が行田市に編入合併。
* 2006年(平成18年)1月1日 - 北埼玉郡南河原村が行田市に編入合併。
経済
当市内に本社を置く企業
* 大野建設(建築、建設業)
* 小川工業(土木建築、建設業)
* ガクヤ(足袋製造・販売)
* きねや足袋(足袋製造・販売)
* コスモプリンツ(印刷業)
* ジェコー(自動車計器類製造)
* 十万石ふくさや(和菓子・洋菓子の製造、販売)
* ショーワ(自動車部品製造)
* 電元オートメーション(環境関連機器製造)
* 東旭(日本人形)
* 森乳業(乳製品製造)
* 山本食品工業(漬物)
当市内に工場・営業所を置く会社
* 朝日食品工業(行田工場。豆腐、油揚げ他大豆製品)
* アドバンテスト(行田事業所。計測機器製造)
* 岩崎電気(埼玉製作所。照明機器製造)
* トヨクニ電線(埼玉事業所。電線、ケーブル製造)
* ニッコー(埼玉工場。洋食器、水処理機器製造)
* ハイデイ日高(行田工場。食品製造)
* 明和グラビア(行田工場。化学繊維、特殊印刷)
* リョーサン(行田工場。半導体・電子部品・電子機器販売)
行田 風俗